スノーボーダーのオフトレに「ロングボードサーフィン」という選択肢。1年続けて感じたリアルなメリット
雪がない季節、何してますか?
スノーボーダーにとって、オフシーズンは長い。
オフシーズンのトレーニング、オフトレといえばキングスやクエストなどのマットジャンプ、スケートボード、トランポリンあたりが定番ですが、私が今「スノーボードに効いている」と感じているのが、ロングボードサーフィンです。
昨年9月に始めてちょうど1年。湘南・鵠沼海岸をホームに、週に2〜3日のペースで海に通っています。今回は、スノーボーダー目線で感じたロングボードサーフィンについて紹介します。
昨シーズン感じたロングボードサーフィンの効果
例年だいたい40日前後滑っているわけですが、私の年齢(当時43歳)でそれだけの日数を滑るとなると、身体的にかなりの負担になります。それまでのシーズンでも、後半の3月くらいから膝・腰・足首などいずれかが痛む状態になり、シーズンを終えた4・5月から8月くらいまで治療するのが通例となっていました。
ロングボードサーフィンを9月から18日程度やって迎えた2025-2026年のシーズンは、約50日滑りました。シーズン当初から全身の基礎体力が上がっていることを感じました。身体に余裕を感じるので、これまでなら躊躇するスピード域での滑走や地形でのトリックに挑戦できるようになりました。みっつーさんからは、「上半身が良く動くようになった」と褒めてもらいましたし、自分でも実感していました。
結果として、これまで挑戦できなかったりデコ落ちを繰り返していた10mオーバーのビックキッカーを飛べるようになり、今までは180までしか回らなかったバックサイドの360スピンが5mキッカーでメイクすることができました。オフトレでマットジャンプで練習しなくても、実際の雪の上でこれらを達成できたのはすごく嬉しかったです!そして4月いっぱいでシーズンを終えた時点、軽く痛む箇所はありましたがその後順調に回復し、5月中旬にはロングボードサーフィンに復帰することができました。
私が考えるロングボードサーフィンのメリット
ここでは私がロングボードサーフィンをする中で実感していることから、スノーボードをする上でもメリットとなる点を紹介します。
パドリングが最高の上半身トレーニング
サーフィンは波に乗る時間より、パドリング(板に寝そべって腕で漕ぐ)時間の方が圧倒的に長いです。
最初の頃は翌日、肩まわりから背中や二の腕までしっかり筋肉痛になりました。しかも単なる筋トレと違って、肩を大きく回す動きの繰り返しなので、上半身の柔軟性も向上するのを実感できます。
スノーボードでは、先行動作や体制が崩れた際のバランスの維持など、上半身の役割は大きいです。私もこれまで下半身重視で上半身は疎かにしていましたが、昨シーズンのレベルアップでその重要性を実感できました。ジムでのウェイトトレーニングでは作りにくい「動きながら使える上半身」が、パドリングでは自然に作られます。
波待ちが「股関節ストレッチ」になっている
サーフィンは波に乗る時間より、波を待っている時間が長いです。
パドリングで沖に出た後は、ボードのバランスの良い箇所に座って波を観察しながら待ちます。この時ボードに跨って座る形になるので、股関節が広がる姿勢になるわけです。日頃デスクワークで股関節含めて全身ガチガチな私にとって、気持ちいいストレッチタイムになっています。
サーフィンは決めた場所に留まり続けることも大切なので、波待ちの間も波に流される分だけ足で漕ぎながらポジションキープします。その時に股関節も動くので、トータルで股関節に良い刺激になっていると感じます。
小波でも楽しめる=継続できる
サーフィンは波に乗る前のテイクオフが初心者の関門になります。
これはやってみないとイメージしにくいのですが、波に乗るにはパドリングで波のスピードとピークに合わせることが必要で、これがサーフィン始めたばかりの初心者には難しいです。合わないと、波に置いてかれて立つ(テイクオフ)ことができません。
パドリングのスピードは、サーフボードの浮力が関係してきます。要約すると、浮力が大きいロングボードは小さいショートボードよりスピードが得やすくなりますので、初心者がテイクオフする上でロングボードの方が有利になります。
波が小さいとテイクオフもシビアになりますが、そんな場合もロングボードだと楽しめる可能性が高くなります。実際上手くて普段ショートボードの方でも、小波の時はロングボードで楽しむということはあるようです。
ロングボードサーフィン自体の魅力が半端ない!
一般の方のサーフィンのイメージとしては、ショートボードの方を思い浮かべるのではないでしょうか?
私もサーフィンに入門して分かったのですが、ロングボードの世界も非常に活発です。日本国内ではプロリーグ(S.LEAGUE)もロングボード・ショートボードと大きく2つのカテゴリーがあります。世界でもロングボードの大会は盛んに行われています。
あと地域毎のローカルな大会も各地で開催されています。私もサーフィンを始めて3ヶ月でショップ主催の大会のビギナー部門に参加しました。サーフィンの大会はスノーボード・スケートボードと大きく異なり、2人から4・5人で一定のエリアの波を各自チョイスしながら乗る形式で、とても戦略的で楽しいです!この辺りは別記事で詳しく紹介できればと考えています。
「スノーボードのオフトレならショートボードでしょ?」という思い込み
一般の方はオリンピックのニュースなどで見かけることが多いショートボード=サーフィンとイメージすると思います。私もそうでした。あとショートボードのターンの動きがスノーボードでのターンとリンクしやすいのも、「スノーボードのオフトレならショートボードでしょ?」に繋がると思います。
でもこれまで書いたロングボードサーフィンのメリットを考えれば、ロングボードでも十分スノーボードに生きてきます。ショートボードをやりたいなら、ロングボードでパドリングやテイクオフが十分に出来るようになってからで良いと言われています。その2つがある程度出来るようになったら、ショートボードを試してみて比較検討したらいいと思います。
始めるなら何が必要?
ズバリ、「サーフィンスクールの予約」一択です。
初めて向けのサーフィンレッスンを行っているサーフショップであれば、大抵道具のレンタルはレッスンについているか、追加できます。
予約したら、あとは開催日に集合時間に遅れずに向かうのみです。私は初めてサーフィンレッスンを2箇所で受講しましたが、パドリングとテイクオフの基礎的な動作を教えてもらうのと、スープ(波が崩れて泡立っている状態)に乗る前提で先生がプッシュしてくれることなどの基本的な流れは同じでした。
レッスンのメリットは、インストラクターの方が見守ってくれることです。初心者はテイクオフがしやすい岸よりの場所を利用しますが、サーファーで混雑している時は沖から乗ってきたサーファーと衝突するリスクがあります。衝突しなくても、邪魔だと感じたサーファーが沖で乗るように声をかけてきたりもします。レッスンだと生徒がレッスン中を表すビブを着たり、そのエリアで顔が効くインストラクターの方が周りを見てくれたりするので、集中して練習することができます。
私の経験の範囲では、オススメのスクールは以下ショップが開催している「体験サーフィンスクール」です。1日1レッスン2時間でサーフボード・ウェットスーツのレンタル込みで5,500円とかなりリーズナブルだと思います。あとインストラクターの方のレベルが高く、ステップアップしたい!と思える充実したレッスンでした。東京・神奈川や首都圏エリアで鵠沼海岸へのアクセスが可能な方は、最初のサーフィンは是非こちらを利用してみてください。ちなみに電話予約が一番スムーズかと思います。
- THE USA SURF
- 〒251-0037 神奈川県藤沢市鵠沼海岸4-3-26
- TEL:0466-36-2437
- 営業時間:午前8時~午後19時
まとめ:スノーボーダーこそロングボードを
いかがでしたでしょうか?まだまだ伝えきれていない魅力もありますが、サーフィン未経験の方はともかく一度体験レッスンを受けてもらいたいです。ひとりで受講する勇気がない方は、私に連絡ください。都合がつけば上記ショップへのアテンドやります👍
冬はスノーボード、それ以外はサーフィンの生活は、とても充実しています。そんな仲間が増えれば嬉しいです。